理想の王子様

*あかねのイタリ珍プレー*


球目理想の王子様


2月、私は仲良しのお友達と映画を観に行った。


イタリアで映画を観るのは2度目。

以前は一人で街の外れにある映画館で、「FINAL FANTASY」を観た。

日本の映画をイタリアで観れるとあって、ミラノのタウン誌(というか新聞)で場所を確認して行ってきた。

しかも公開は欧米の方が本国より早く、日本の友達はびっくりしていた。

この前観に行った映画も同様、

まあこれはアメリカ映画だけど、日本よりは早い公開だった。


その映画は「Kate e Leopold」。

邦題で「ニューヨークの恋人」。

正直、この邦題を観たときは仰天してしまった・・。

なぜならこの映画、そりゃもう感動したからだ。

ミラノで友達と観て、「良かったねえ〜」を連発した。

「あの人こそ理想の王子様だよね!」などと言いながら夜のドゥオーモ広場を歩いたのを覚えている。

胸いっぱいになって、このまますぐには帰れないからカプチーノを飲んで家に帰った。


そんな映画が4ヶ月遅れでとうとう日本にもやってきた。

意味を確認するためにも、日本に来たらもう一度観ようと思っていたのでさっそく足を運んだ。

イタリアの映画というのは全て吹き替えされてから公開される。

そのため字幕よりは映像に集中できるのでまあまあ理解が楽なのだけれど。

やっぱり細かい部分はわからない、いかんせんイタリア語だ。

今回日本の字幕を観て、そんな細かい部分もわかった。

理解していると思っていたところも、大きく間違いはなくほっとしていた。


だけれど、やっぱり日本人とイタリア人の反応は違う。

この映画、けっこう笑えるところも多いのだ。

だからイタリアで観たときはしょっちゅう笑い声がしていてわたしと友達もよく笑ったものだ。

それなのに、日本人は全然笑わないんだ。

普通に笑おうとすると周りがし〜ん。思わず息を吸い込んじゃう事態。

この人たち・・・感情ないのかしら・・。

いや、ホントはそうじゃなくって 海外組の私たちが、一風変わっているのかもしれない。

実際一度海外で生活をした経験のある人は、

ずっと日本にいる人たちに変人扱いされるというのは聞いたことがある。

「あいつは変わった」みたいに言われたり。

やっぱり私はその「変わった」人たちの方が理解できるし正解だと思ってしまう。

まあ人それぞれの見解があると思うけれど。

今回みたいに映画一つとっても、やっぱりその違いがでてしまうんだね。


だけれど、どうだろう。

海外組がおかしいと言う前に

みなさんも映画や演劇で、笑うところは思いきり笑う。

感情が揺れ動くところでは「はあ〜」や「あら〜」みたいなどの(笑)

声を漏らしてみた方が良くないだろうかナ??


小さな小さな私の、小さな意見にすぎないけれど・・・。


今回はマジメな、あかねのぼやきでした。